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昨年の9月以降、ハリケーン被害の後処理とルイジアナの復興に心血を注いできたジョージ・ロドリーゲ。4-5月にはニューオリンズ・ジャズ・フェスティバルも盛大に開催され、様々な催しも行われて街は活気を取り戻しつつあるようです。
堤防保護のキャンペーンや資金集めなどまだまだエネルギッシュに活動は継続していますが、何とかギャラリーの再開を果たし最近ようやく創作活動に戻りました。


「At long last, George is back at his easel !」

ようやくジョージがイーゼルに戻ってきましたとウエンディから嬉しい知らせが届きました。


■RODRIGUE EXHIBITION AT NOMA
 
  2005年4月5日から7日の3日間、ニューオーリーンズ美術館・グレートホールでジョージ・ロドリーゲの特別展覧会が開催されました。

この展覧会では「アイオリ・ディナー」「ハワイアン・ブルース」「ハンク・ウィリアムズ」「ループ・ガルー」などの代表作を含む人気の作品12点もの原作が一般公開されました。
 

■Blue dog to the rescue
 赤十字の資金を支援するブルードッグ
 
有名なケイジャンアーティスト−ジョージ・ロドリーゲは10月、ハリケーンで被災した故郷ニューオリンズの力になる為に制作したシルクスクリーン“We Will Rise Again”の売上金15万ドルをニューオリンズ赤十字に寄付しました。今月11月にも、更に15万ドルを寄付することを計画していることを最近の電話インタビューで明らかにしました。

ハリケーン「カトリーナ」がニューオリンズで猛威を振るっていた時、G・ロドリーゲとスタッフ達はヒューストンで展覧会の最中でした。
ギャラリーは屋根から漏れた雨水による被害を受け、スタジオと倉庫は川と湖から溢れた水に浸かりシルクスクリーンの全てを失いました。その被害額は300万ドルを超えました。
又、殆どのニューオーリンズ・スタッフメンバーが家を失ったため、G・ロドリーゲの故郷のラフィエットで避難生活を余儀なくされています。

その状況の中でG・ロドリーゲは、“We Will Rise Again 私たちは再び起ち上がる”というタイトルのシルクスクリーンを制作しました。失意の中でブルードッグの黄色の目は赤く染まっています。
 
この作品からの利益は全てニューオーリンズ赤十字に寄付されます。 現在ロイヤル・ストリートのロドリーゲギャラリーがクローズされている為、ラフィエットの倉庫をオフィスとし、制作活動はカリフォルニアのカーメルで行っています。
ギャラリーがいつ再開できるかわかりませんが、G・ロドリーゲは感謝祭にルイジアナへ戻ることを計画しています。
−New Orleans Times-Picayune
Tuesday, November 08, 2005
By Doug MacCash

■お陰様で10周年 〜ジョージ・ロドリーゲ来日展〜
10周年の記念とお客様への感謝の気持ちを込めて、
ジョージ・ロドリーゲが実に7年ぶりの来日を果たしました。

2005年10月14日から16日の3日間、多くのブルードッグのファンの方々が
ギャラリーを訪れてくださいました。
店内で油彩画を描くデモンストレーションには、その迫力に圧倒され魅了されました。
更にサイン会や記念撮影にと楽しんで頂き、和やかなアート談義に花が咲きました。
皆様のブルードッグに対する熱心で温かい、時には熱狂的なご支持に
ジョージ・ロドリーゲは深く感激致しておりました。

又、過日のニューオリンズを襲ったハリケーンの被害でジョージ・ロドリーゲの本拠地である
ニューオリンズの本店ギャラリーは当分再開の見通しが立っておりませんが、
全国から頂戴したお手紙やメール、そして心温まる励ましとお心遣いに
ジョージ・ロドリーゲはもとより、
私共スタッフ一同心からの御礼を申し上げます。有り難うございました。

尚、売上金の一部を日本赤十字社に寄付させて頂きましたことをご報告申し上げます。

 

■ジョージ・ロドリーゲとミシシッピ川クルージング
 ━アメリカン・クイーン号でのアートアドベンチャー━ 2004年12月3〜6日
 
  豪華客船アメリカン・クイーン号でのミシシッピ川の旅はとてもすばらしい経験となりました。それはジョージ・ロドリーゲの芸術を理解する事ができたと同時に、ジョージ自身はどのように作品を理解しているのかを知ることができた旅でした。

皆は、目の前で絵筆を振るいスライドショーを展開しながらの彼自身のアートの解説に聞き入りました。
ゲストもスタッフもおしゃべりを楽しみ、沢山の未知の友達と知り合う事が出来ました。
 
マルディグラ祭の夜のイベントはピアノの演奏と共に盛り上がり、いつしか演奏が鳴り止んでも誰かが歌い続けた楽しい夜となりました。

次の夜はニューオリーンズの伝説的エンタテイナー、ディーコン・ジョンと彼のバンドで盛り上がりは最高潮に達しました。

船はルイジアナ州知事の邸宅のあるバトン・ルージュに泊まり、キャサリーン・B・ブランコ知事が公邸のジョージ・ロドリーゲコレクションを披露してくれました。
 
Rodrigue at the entrance to the American Queen.
 
又、ロドリーゲ夫妻はゲスト全員をニューオリンズの歴史的な建造物である私邸に招き、家や庭を開放しアートコレクションを披露しました。その後有名シェフ、ポール・プラドハムが作るケイジャン料理を囲み親睦を深めました。
 
Rodrigue discusses his painting the AIOLI DINNER aboard ship
 
Don Sanders, Governor Kathleen Babineaux Blanco,
First Gentleman Raymond Blanco, George Rodrigue.

THE ART OF GEORGE RODRIGUE
 

ロドリーゲの40 年にわたるキャリアの中で描かれた265点にも及ぶ作品が満載。
彼の最も有名なケージャンの生活風景やブルードッグの他、大学時代に描いたポップアート、抽象画、オークの木、そして最近のハリケーンまで、全ての時代を網羅した待望の回顧集です。

文章は美術史家で「ART news」の元記者でもあるジンジャー・ダントーのもの。ロドリーゲの絵画を第三者の見地で分析しています。

ハードカバー  −255ページ
(2003年11月)
サイズ: 31.5 x 23.5 x 2.5 cm


画集「THE ART OF GEORGE RODRIGUE」
“2003ニューヨーク・ブック・ショー賞”を
表紙デザイン部門で受賞しました。(2004年)

■2004年に2つの大きな回顧展が開催されました。
 
ジョージ・ロドリーゲ回顧展
1月〜2月
ルイジアナ州立美術館

Louisiana State Exhibit Museum
SHREVEPORT, LOUISIANA.
318-632-2020


4月〜5月
ペンサコラ美術館

Pensacola Museum of Art
PENSACOLA, FLORIDA.
850-43-6247
 
この二つの展覧会は、昨年末出版された画集「The Art of George Rodrigue」を記念して開催されました。ロドリーゲの40年に及ぶ画業の中で描かれた様々な作品の展示が行われ、作品の多くは彼のプライベートコレクションからで、過去の展覧会には出品されなかったものです。

■ルイジアナ州知事キャサリーン・ブランコ就任の公式の肖像画を制作
 
キャサリン・バビヌー・ブランコが2003年11月15日、最初の女性知事として就任したことにより、色とりどりの歴史を持つルイジアナ州の政界に旋風が巻き起こりました。
ブランコ州知事の就任委員会は画家ジョージ・ロドリーゲに、州知事就任を記念する公式の肖像画の制作を依頼しました。
ルイジアナの州庁舎に昇る太陽が、ブランコ新知事の新しいルイジアナへの約束と期待を表現しています。
オークの木の根元はルイジアナ州の形で、ブランコ知事は彼女のルーツであるアカディアナの位置する所に立っているのです。
左側にはロングフェローの詩に登場するルイジアナのヒロイン、エバンジェリンの彫像が。歴史的にも有名な強いルイジアナの女性が佇んでいる様子です。
右側には画家のシンボル、ブルードッグが描かれています。
ロドリーゲと同郷でもあるブランコ知事の生まれ故郷、ニューイベリアのさとうきび畑に現れる狼男にまつわるケージャン・ループガルーの伝説を描いたものです。
 
この作品は今年の1月11日からルイジアナ州立美術館で開催された『ジョージ・ロドリーゲ回顧展』に6週間展示されました。

■「虎のマイク Mike the Tiger」
 
「虎のマイク」の生息地、バトン・ルージュの自然環境と生態系の保護の為の基金をルイジアナ州立大学が設立。300万ドルの募金収集の為、ロドリーゲに協力を要請しました。
ロドリーゲはその主旨に賛同し「虎のマイク Mike the Tiger」を描き、5万ドル以上の募金者全員にこの「虎のマイク Mike the Tiger」高画質ディレクト・トランスファー・イメージ(30x40インチ)を贈呈することを決定しました。

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